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精神疾患のこと、周りに話す?話さない?場面別 やんわり聞こえる上手な伝え方

こころノート
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心の調子が優れないとき、誰かに話すだけで少し心が楽になることがあります。

でも、「どう伝えればいいんだろう」「言ったら迷惑に思われないかな」と

迷ってしまうことはありませんか?

特に、精神疾患のことを聞かれたとき、咄嗟にどう答えたらいいかわからず

言葉に詰まってしまう……そんな経験をした人も少なくないと思います。

この記事では、社交不安障害である私自身の体験をもとに、やんわりと聞こえる伝え方や、

聞かれたときに困らない答え方の工夫・誤解されず理解をしてもらえるコツ

職場・学校家族友人・恋人 の場面別でまとめています。

この記事が、あなたの心が軽くなるヒントになれば嬉しいです。

【精神疾患】話すか話さないか、迷う理由

自分の心や体調のことを、

「話すべき?話さないほうが良い?」と迷ってしまうことありますよね。

私自身も、周りに精神疾患のことを話すかどうか、何度も悩みました。

迷う理由は人それぞれですが、主に次のようなことが大きく影響しているように感じます。

1.理解されるか不安

「病気のことを理解してもらえないかもしれない」

と思うと、話すのをためらってしまいます。

特に心の病気は目に見えないため、相手に誤解されやすいのも不安の原因です。

2.仕事や人間関係への影響

「知ってしまったら気を遣われるかも」「評価に影響するかも」と考えると、

言い出しにくくなります。

自分のプライバシーを守りたい

自分のことは話さなくてもいい、という気持ちもあります。

無理に全てを伝える必要はなく、安心できる範囲で話すのが大切です。

ゆめこ
ゆめこ

もし理解してくれる人が周りにいたら…それだけで気持ちが軽くなるだろうな…。上手に伝えられるか、誤解されないかを考えると、言わない方が無難かなと思ってしまう気持ちも、とても分かります。

話すか話さないか迷うのは、とても自然なことです。

大事なのは、「どう話せば自分が安心できるか」「聞かれたときに困らない答え方はあるか」

「自分が傷つかずに伝える方法」を考えることです。

ゆめこ
ゆめこ

話したことで傷ついた経験があると、尚更話すことに躊躇してしまいますよね。

心の体調のこと、やんわりと聞こえる伝え方

体調のことを話すと決めた場合でも、伝え方次第で相手の受け取り方は大きく変わります。

仕事や学校では、業務や学業に影響がでないように…

家族には、心配をかけすぎないように…

友達や恋人には、誤解されないように…

と場面ごとに伝えたいことも変わり、工夫が必要になります。

ここでは、私自身が実際に試したり、こう伝えたら安心してもらえたな と思った

「やんわり伝える言葉」を場面別にまとめました。

どれも、病名をはっきり言わなくても「今の自分の状態」が伝わる表現です。

やんわりと伝えるコツをいくつか紹介します。

・職場や学校で伝えるとき

「最近体調に波があって集中できない日があります」

「無理のない範囲でやりますので、少しだけ調整させてください」

「体調に波があることを知ってもらえてるだけで安心します」

Point
  • 業務や学業にどう影響するかをシンプルに伝える
  • 病名を具体的に言わなくても「体調の波」と表現すれば十分
・家族に伝えるとき

「今日は疲れやすい日みたい、少し横になりたいな」

「心配しなくて大丈夫だよ、休めば落ち着くと思う」

Point
  • 家族はつい「大丈夫?」「どうしたの?」と踏み込んでしまうことが多い
  • 心配しすぎないでほしいことを、やんわり添えると安心してもらいやすい
・友達・恋人に伝えるとき

「最近ちょっと気持ちが不安定で、会うのを先延ばししたいときがあるかも」

「無理に合わせなくてもいいから、少しゆっくり付き合ってもらえると助かる

「元気はないかもしれないけど、顔見るだけでホッとするから少し会いたいな」

Point
  • 距離を置きたいときでも「嫌だからじゃない」と伝えると誤解されにくい
  • 「こうしてくれると嬉しい」とリクエストを添えると相手も動きやすい

共通して使えるやんわ表現

「体調に波がある」「疲れやすいときがある」「少し無理ができないときがある」

「○○してくれると安心する」「(体が重めだから)ゆっくりペースで動いてる」

「緊張しやすい日」「人と話す元気が出ない」「できる範囲でする」

💡ネガティブな表現よりも「状態を説明する言葉」を選ぶ

どんな場面でも、病名や細かい説明をせずに「今の状態」「リクエスト」だけを

やんわり伝えることで、相手にプレッシャーを与えずに理解してもらいやすくなります。

「どこか悪いの?」急に聞かれたときの困らない答え方

「最近元気ないね」「どこか悪いの?」「どんな病気なの?」

急に聞かれたとき、言葉に詰まることもありますよね。

そんなときの答え方の工夫も知っておくと安心です。

答える範囲を決めておく

「詳しいことは控えますが、最近少し体調が不安定です」と簡潔に伝える。

自分が安心できる範囲で答えるのがポイント。

相手の気持ちを受けつつ答える

「心配してくれてありがとう。でも今は少しだけ休みたいんです」と、相手の気持ちも受けつつ

自分の希望を伝える。

深く聞かれたら無理に答えなくてOK

自分が話したくない部分は「また今度話せたら」とやんわりかわすことも出来ます。

自分自身の病気を、誤解されずに理解してもらえるコツ

伝えるときに、誤解されずに理解してもらいやすくするコツもあります。

事実を中心に伝える

「今日頭が重い」「今日は集中力が落ちている」

といった事実を伝えるだけでも理解されやすくなります。

具体的なお願いをする

「こうしてもらえると助かります」と伝えると、相手もサポートしやすくなります。

相手の反応にこだわらなくても大丈夫

自分の安心を優先しましょう。

相手がすぐ理解できなくても焦らなくて大丈夫です。


まとめ

  • 話すか話さないかに、正解はない。
  • 大切なのは、自分が安心できる方法を選ぶこと
  • やんわり伝える、答え方を準備する、理解してもらいやすく工夫する の3つを意識すると、心が少し軽くなります。
  • あなたなら、どんな伝え方を選びますか?

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