カラー基本データ
カラーはサトイモ科の植物で、原産地は南アフリカ。
すらりとした茎とまるでラッパのような花姿が印象的です。
実は私たちが「花」と思っている部分は苞(ほう)で、中心の黄色い部分が本当の花。
切り花では白のほか、ピンク、ムラサキ、オレンジ、グリーンなど多彩な色が楽しめます。
凛とした印象で、ブーケやアレンジメントでも人気の高い花です。

切り花 カラーの花言葉
カラーには次のような花言葉があります。
- 華麗なる美
- 乙女のしとやかさ
- 清浄
白いカラーは純粋さや清らかさを象徴し、結婚式でもよく使われます。
花言葉の由来は、上品で無駄のない花姿から。
英語名、”Calla Lily”にも「美しい」という意味が込められています。
切り花 カラーの魅力
カラーの魅力はなんといっても、すっきりとしたラインとモダンな存在感。
1本でも空間を引き締める力があり、和にも洋にもなじみます。
相性の良い花は、ダリアやアンスリウム、バラなどフォルムが際立つ花
または、スモークツリーやユーカリのようなグリーンとも好印象。
スタイリッシュな雰囲気を演出したいときにぴったりです。

花屋での出回り時期とカラーの管理のコツ
カラーの出回りは、3月~6月頃が最盛期。
特に春から初夏にかけて出回る露地物は、茎が太くてしっかりしており、日持ちも抜群です。
秋(9月~11月)にも温室栽培のカラーが流通するため、
1年を通して比較的手に入りやすい花のひとつです。
ただし、真夏や真冬が流通量が少なく、価格もやや高めになります。
水あげのコツ
- カラーは茎がやわらかく、水が濁りやすい花。
- 水揚げは「水切り」がおすすめ。茎を斜めにカットし、新鮮な水に活ける。
- 深水は避け、浅めの水(1~2㎝程度)で十分。
飾るときの注意
- 直射日光や高温を避け、涼しい場所に飾る
- 茎のぬめりが出やすいため、毎日の水替えと茎の洗浄が長持ちの秘訣。
💡花屋の豆知識:
カラーには「湿地性」と「畑地性」の2種類があります。
切り花として出回るのは主には畑地性のカラーで、しっかりした茎が特徴。
また、カラーは花粉が落ちにくく、清潔感のある花として、冠婚葬祭どちらにも使える万能な花です。
おしゃれに飾る5つのアイディア

1.ガラスの花瓶でモダンに
カラーの直線的な姿を活かして、シンプルな円筒形の花瓶に。

お部屋の雰囲気がグッとオシャレに!
2.白×グリーンで洗練インテリア
グリーンと合わせるだけで、清潔感ある空間に。

インテリアにも馴染む組み合わせで、洗練された印象に◎
3.一輪挿しでミニマルに
存在感があるので、一輪でも十分華やか。

一輪で華やかなんて、コスパ最高~♪
4.ブーケでエレガントに
ダリアやバラと合わせれば、結婚式のような華やかさに。

プレゼントのチョイスにも素敵な組み合わせ🎁
5.ドライでアートっぽく
茎を逆さに吊るしてドライにすると、個性的なインテリアに。

ドライにするだけで印象が変わって面白い。
💡長持ちのコツ
- 浅水で活ける
- 茎のぬめりに注意し、こまめに水替えをする
- 風通しのいい涼しい場所に置く
- 花首が曲がったときは短く切り戻すと再びシャキッと!
まとめ
- カラーはサトイモ科の植物で、上品でモダンな花姿が特徴
- 花言葉は「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」「清浄」
- 一本でも存在感があり、どんな花とも相性が良い
- 水あげは浅水で、ぬめり対策がポイント
- シンプルに飾っても、ブーケにしても映える万能花
比較的、一年中手に入りやすい切り花です。ぜひ、お部屋に飾ってみて下さいね。
★このシリーズについて
このブログでは「切り花図鑑」として、花言葉・管理のコツ・飾り方をまとめています。
季節の花選びに是非お役立てください。
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