【ヒペリカム】基本データ
ヒペリカムはオトギリソウ科・ヒペリカム属に分類されるの植物で、
ヨーロッパやアジアを中心に広く自生しています。
切り花としては通年で回っていますが、特に秋から冬にかけて花束やアレンジメントに
取り入れられることが多い花材です。
黄色い小さな花が咲いた後、丸くてつややかな実をつけるのが特徴で、
赤・ピンク・グリーン・アイボリーなど実の色によって印象が大きく変わります。
実ものならではの可愛らしさと存在感があり、アレンジメントの中でわき役としても
主役としても活躍する万能な花材です。
ヒペリカムの花言葉
ヒペリカムの花言葉は、
「悲しみは続かない」「きらめき」「元気」といった、前向きで明るいものが並びます。
これは、もともと黄色い小さな花を咲かせた後に、赤やピンク、グリーンなど
鮮やかな実をつける姿から生まれたものです。
花が終わった後でも実が楽しめることから、
「終わりがあっても、その先には新しい彩りがある」という意味が込められているのです。
落ち込んでいる人への励ましや、これから新しいスタートを切る人への贈り物にも
ぴったりの花材といえるでしょう。
切り花 ヒペリカムの魅力
●丸い実の存在感
コロンとした形が可愛らしく、花束やアレンジメントに立体感を与えます。
●色ごとの表情
赤は華やかに、ピンクやは優しく、グリーンはナチュラルに、アイボリーは爽やかに。
●長持ちする実
花が終わった後も実が楽しめるので、長い期間お部屋を彩ってくれます。
●脇役にも主役にもなる
華やかな花を引き立てるだけでなく、一輪挿しでも魅力的です。
花屋での出回り時期と、ヒペリカムの管理のコツ
ヒペリカムは切り花としてほぼ一年中出回ります。
特に、実が赤やグリーンに色づく、秋から冬にかけては、花束やアレンジメントでよく使われている花材です。
季節の演出として欠かせない存在で、特にダリアやバラと組み合わせるブーケなんかは、よく見かけますね。
長持ちさせるためのコツ
- 茎に水をしっかりと浸けておく
- 実の部分に水が触れると傷みやすい為、水位は低めに保つ
- こまめに水を替える
- 直射日光やエアコンの風が当たらない涼しい場所に置く
💡花屋の豆知識:飾る場所を気を付けると、実の色や艶が綺麗なまま保たれますよ。
💡花屋の豆知識:購入する際は、実がしっかりと固く、色が鮮やかで傷みの少ないものを選びましょう。
飾り方のコツ
- 下葉をしっかり取る(茎をすっきりさせると清潔に長持ち)
- 10㎝~20㎝くらいに切ると扱いやすい
- シンプルな花瓶を選ぶ(実の色が引き立つ)
おしゃれに飾る5つのアイディア

花束のアクセントとして
華やかなダリアやバラの隣にそっと添えるだけで、花束全体のバランスが引き締まります。

大輪のお花との相性がバツグン!
シンプルに一種類だけで
グリーンや赤の実だけを花瓶にまとめると、北欧風やナチュラルインテリアにぴったり。

コロンとしたフォルムがインテリアに馴染んでかわいい。
小瓶にちょこんと
余った枝を短く切って、小さな瓶やグラスに飾ると可愛らしいアクセントに。

省スペースで飾れてうれしい♪
季節感を演出するディスプレイとして
秋冬は赤や黒実を使って温かみをプラス・春夏はグリーンやアイボリーで爽やかに。

季節に合った色を探すのも楽しい♪
ドライフラワーにして楽しむ
水を切って逆さに吊るせば、落ち着いた色合いのドライに。
リースやスワッグ作りにも大活躍します。

ドライにした時の色味もまた素敵!
まとめ
- ヒペリカムは色とりどりの実が魅力の切り花
- 花言葉は「悲しみは続かない」「きらめき」など贈り物にふさわしい前向きな意味を持つ
- 出回り時期が長く、切り花として扱いやすいので初心者でも安心
- 飾り方は花束のアクセントとしてや、シンプルな一瓶活け、ドライまで幅広く楽しめる
ぜひ様々な飾り方を楽しんでみて下さいね。
★このシリーズについて
このブログでは「切り花図鑑」として、花言葉・管理のコツ・飾り方をまとめています。
季節の花選びに是非お役立てください。

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