千日紅(センニチコウ)基本データ
千日紅(センニチコウ)は、キク科の一年草で、丸いポンポンのような花姿が特徴です。
実際には花びらではなく「苞(ほう)」と呼ばれる部分が色づいており、
赤・ピンク・白・紫などカラフルに楽しめます。
名前の通り「千日=長い日数」咲き続けるように、色褪せにくく丈夫なのが魅力。
切り花としてはもちろん、ドライフラワーにしても色が残るので人気があります。
センニチコウの花の部分、実はココ!
センニチコウの丸みを帯びた色のついている部分は、「苞(ほう)」と呼ばれる部分で、
「花」は、黄色く色づいている部分です。小さな花が可愛らしいですね。

センニチコウの花言葉
センニチコウには、次のような花言葉があります。
- 変わらぬ愛
- 永遠の友情
- 色褪せぬ愛情
小さく可憐な見た目ながらも、意味はとても力強く、贈り物にもおすすめです。
特にピンクや赤のセンニチコウは恋人への贈り物に、白や紫は友情や感謝を伝えるシーンにぴったり。
ドライにして長く残せることから、「時間が経っても変わらない気持ち」
を象徴する花言葉がつけられています。
切り花 センニチコウの魅力
センニチコウの魅力は、なんといっても色褪せにくさと丈夫さ。
小さく丸い花姿は可愛らしく、どんな花束にもそっと寄り添ってくれます。
特に夏場は他の花が弱りやすい中でも元気に先、切り花にしても長持ちするのが嬉しいポイント。
さらにドライにしても色が残るので「生花からドライまで二度楽しめる」お得な花材ともいえます。
そのため、初心者でも扱いやすく、お花を生活に取り入れる第一歩としてもおすすめです。
花屋での出回り時期と、センニチコウの管理のコツ
センニチコウは市場に多く並ぶのは、6月~10月頃。
特に夏~初秋の花材として人気があり、
カスミソウやヒマワリ、ユーカリなどと一緒に仕入れられることが多いです。
切り花としての特徴・注意点は、
- 小ぶりで丸い花が特徴。色は赤・ピンク・紫・白など豊富
- 水あげはやや弱め。つぼみや葉が萎れやすい
- 葉が多いと水が濁りやすく、雑菌が繁殖しやすい
ということ。しかし簡単な管理で花持ち良く、長く楽しむことができます。
水あげのコツ
- 茎の切り口は斜めに深くカットすると吸水しやすい
- 水に浸かる部分の葉は取り除く(腐敗防止)
- 水切り(茎を水中で再カット)や湯上げも効果的
- 花瓶の水は延命剤を入れて2~3日ごとに交換
- 直射日光やエアコンの風を避け、涼しい場所に飾る
飾るときの注意
- 花が小さいので、丈を短めにして活けると安定しやすい
- 口の狭い花瓶や小さなガラス瓶に挿すと、モダンで可愛い印象に
- 他の花と組み合わせる場合は、センニチコウをアクセント役として配置すると全体が引き締まる
💡花屋の豆知識:センニチコウはドライにしても色が残りやすく、初心者にも扱いやすい花材です。逆さ吊りで乾燥させるだけで、簡単にドライフラワーにできますよ。特に赤・ピンクは退色しにくいです。
おしゃれに飾る5つのアイディア

1.小さな瓶にちょこんと
一輪挿しや小瓶に短く切って飾ると、丸い形が引き立って可愛い。

明るい色だから、ちょこっと飾るだけでも存在感がある!
2.色をミックスしてカラフルに
ピンク・赤・白をランダムに束ねると、ポンポンブーケのような雰囲気に。

ナチュラルなのに華やか。暮らしの中に“ちょっとした遊び心”を添えてくれる存在
3.主役の花を引き立てる名脇役に
バラやダリアの間に散らすと、全体の雰囲気がふんわり可愛い印象に。

センニチコウを仕込むだけで、雰囲気が柔らかくなるよ!
4.ドライフラワーにして飾る
逆さに吊るすだけで簡単・綺麗にドライフラワーに。色が残るのでリースやスワッグに◎。

ドライにすると長く楽しめるのが魅力的♪
5.ガラスドームやボトルアレンジに
小さい花だから、雑貨やハンドメイド作品に取り入れても楽しめる。

自分なりのアレンジも楽しめちゃう✨
💡長持ちのコツ
茎を短めにカットし、下葉はしっかり取りましょう。
水位は茎の1~2㎝を目安に少な目でOK。涼しい場所で楽しんでください。
まとめ
- 千日紅(センニチコウ)は、ポンポンのような愛らしい花姿が特徴
- 花言葉は「変わらぬ愛」「永遠の友情」「色褪せぬ愛情」
- 出回り時期は夏~初秋。暑さに強く、扱いやすい切り花
- 色褪せにくい花だから、「長く楽しみたいとき」にぴったり
是非、花屋で見かけたらゲットしてみて下さいね。
★このシリーズについて
このブログでは「切り花図鑑」として、花言葉・管理のコツ・飾り方をまとめています。
季節の花選びに是非お役立てください。

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