ワレモコウ基本データ
ワレモコウ(吾亦紅)は、バラ科ワレモコウ属の多年草で、
夏から秋にかけて小さな赤紫色の花を穂状につけます。
草丈は50~100㎝ほどで、細かい茎の先には小さな球状の花を揺らす姿が特徴的です。
花びらはなく、萼片(がくへん)が色づいて花のように見えます。
秋を象徴する植物として親しまれており、切り花としても人気が高く、
和の花材としてだけでなく、洋風のアレンジにもよく使われます。
切り花 ワレモコウの花言葉
ワレモコウには、次のような花言葉があります。
- 変化
- 移ろい
- あこがれ
- 愛慕
小さな風が揺れ、秋の深まりとともに少しずつ色づく様子から、時の移ろいや儚さを表現しています。
また、その控えめながらも独特な存在感が「あこがれ」や「愛慕」という
ロマンチックな花言葉にもつながっています。
華やかではないけれど、一度目にすると心に残る…そんな魅力が花言葉にも込められています。
切り花 ワレモコウの魅力
ワレモコウの魅力は、何といっても「さりげなさ」の中にある存在感です。
主役になる花ではないものの、花束やアレンジに加えると全体が引き締まり、奥行きや季節感をプラスしてくれます。
特に秋の花材、リンドウやススキ、菊などと合わせると一気に情緒ある雰囲気に。
洋花と合わせても、赤紫の小さな花穂がアクセントとなり、おしゃれでモダンな印象を与えます。
また、乾燥しても色や形がきれいに残るため、ドライフラワーとして長く楽しめる点も魅力です。
花屋での出回り時期と、ワレモコウの管理のコツ
ワレモコウは、切り花としては8月~10月頃に多く出回ります。
特に秋のシーズンは花屋でも人気で、アレンジメントや花束に欠かせない存在です。
水あげのコツ
- 茎を深めに水に浸けて水あげすると持ちが良くなる
- 切り口を斜めにすると水を吸いやすい
- 水が下がりやすい場合は、茎の先端を少し割ると効果的
飾るときの注意
- 細い茎なので、長く飾ると倒れやすい➡花瓶は背の高いものがおすすめ
- 暑い場所に置くと花がすぐに茶色になるので、涼しい場所に飾る
- 乾燥に強いので、そのままドライフラワーにしても美しく楽しめる
おしゃれに飾る5つのアイディア

1.秋の草花と組み合わせる
ススキやリンドウ、菊と合わせれば「和の秋らしさ」を演出。

十五夜のお月見飾りにもぴったり!
2.洋花のブーケにアクセント
バラやガーベラの間に入れると、全体が引き締まりおしゃれな印象に。

コスモスとの組み合わせもとっても可愛くてオススメ!
3.一輪挿しでミニマルに
細い花瓶に数本だけ飾れば、余白を楽しむインテリアに。

控えめだけど、凛とした雰囲気に…❤
4.ドライフラワーにしてスワッグに
乾燥しても色が残るので、長期間楽しめる壁飾りに

シックな雰囲気も、ナチュラルな雰囲気も、演出できる♪
5.お月見や秋のテーブルに
ススキやお団子と並べて飾れば、季節行事を感じられる飾りに。

ワレモコウがあるだけで季節感が感じられるのが嬉しいポイント
まとめ
- ワレモコウはバラ科の多年草。小さな赤紫色の花穂をつける。
- 花言葉は、「変化」「移ろい」「あこがれ」「愛慕」。
- 出回り時期は8~10月。秋に欠かせない花材。
- 和花とも洋花とも相性が良く、ドライも楽しめる。
是非、秋のお部屋をワレモコウで彩ってみてください。
★このシリーズについて
このブログでは「切り花図鑑」として、花言葉・管理のコツ・飾り方をまとめています。
季節の花選びに是非お役立てください。
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